Rasspberry Pi をディスプレイなしで接続する方法
先日、JS Board Shibuya #4というイベントで使った資料をまとめたブログです。
ラズパイをセットアップしたり操作する際には、ディスプレイとキーボードが必要なのですが、使わずに操作できたらお金もかからず作業も早いんじゃないかと思い @m2wasabiさん に聞いたところFTDI USBシリアル変換アダプター(5V/3.3V切り替え機能付き) を使うと出来るという話を聞いたので試してみました。
はじめに
まずは、FTDI USB変換アダプターを注文しましょう。
半田付けに自信のある方は秋月電子にあるアダプターがオススメです。ワイヤー込みでも1000円超えません。
自信のない方はスイッチサイエンスさんのアダプターがオススメです。イベントの際は半田付けする時間も場所もなかったのでこちらを利用しました。
※USBコネクタはmicro-Bタイプです。
ラズパイに挿してみよう
Raspberry PiのGND , TX , RXにワイヤーを挿してください。raspberry pi gpio - Google 検索
ここで第一のハマりポイントが、ワイヤーをRaspberry Pi に挿すときにTXはTXのピンにRXはRXのピンに挿したくなりますが、これは間違いです。TXはRXへ、RXはTXに挿してください。
パッケージをインストール
下記のサイトからOSごとのパッケージをインストールし、解凍してください。
PCにFTDI USB変換アダプターを接続
その後、ターミナルから ls /dev
で tty.usbserial を探してください。あったらscreen -l /dev/tty.usbserial-hogehoge 115200
と打つと真っ黒な画面に接続されるはず・・!
真っ黒です
そしてRaspberry Piの電源を入れます!
すると・・
起動してます
できました。
手順まとめ
1. パッケージをダウンロード
2. PCに接続
3. ターミナルで ls /dev
と打ちtty.usbserialを探す
4. 見つけたら、screen -l /dev/tty.usbserial-hogehoge 115200
5. 画面が何も表示されなければ成功です
6. その後、Raspberry Piに電源を入れてください。Raspberry Piが立ち上がるはずです。
必要なもの
- FTDI USB変換アダプター
- ジャンパーワイヤー(オス - メス)
- micro-BタイプのUSB
感想
おそらくGPIOのピンを挿すところさえ間違えなければすぐにできちゃうはずです。これさえあれば、どこでも気軽にRaspberry Piを触れますね!
また、FTDI USB変換アダプター自体はRaspberry Pi以外でも使うことが可能です!弊社のエンジニアはESP8266を操作する際に利用しています。その話はまた後日!